人気ブログランキング | 話題のタグを見る

アモ日記 NO.110・・・愛犬を日本へ入国させるために(その2・抗体価検査)

(その1・突然の辞令)はこちらから→


帰国の話を聞かされ動揺しまくりながらも
その週末、抗体価検査のためにアモを動物病院へ連れて行くことにしました。

ここで今まで通っていた動物病院が
日本の動物検疫の手続きについて
詳しいのかどうかに疑問を持つとともに
その病院では来院するたび診てくれる先生が変わり
アモの主治医がいないような状態でした。

これから先、いろんな手続きをスムーズに進めて行くには
日本の動物検疫の手続きを行ったことのある病院で
アモの主治医となってくれる先生がいる病院が必要だと感じました。

そこで、主人の知人の紹介でまた別の病院へ行くことになりました。
主人の知人の方も犬を飼っておりその病院で抗体価検査の手続きをし
現在待機期間中だということでした。


2009年12月5日
アモは狂犬病の抗体価検査のために血液を採取。
カンザス州の検査機関へその血液は送られました。


この時点で心配だったことは
アモがこれまで接種した狂犬病のワクチンが
規定の種類だったかどうかでした。幸い種類はOK!
もう一つ心配だったのは病院が本当に検疫所指定の検査機関に
アモの血液を送ってくれるのかということでした。
間違って指定外の機関に送られては大変です。

心配しましたがこちらもクリア。

あとは抗体の数値が規定に達しているかです。


しばらくたって出た検査結果は規定の数値に達しており合格!
ホッとしました042.gif

ここまででも相当大変だった気がするのですが
まだやっと1歩踏み出したところ・・。

血液を採取した12月5日にさかのぼり
そこから180日間
アモはアメリカで待機期間に入ることになりました。


ここで1つ新たな問題が!
アモに埋め込まれたマイクロチップは国際規格の物ではなかったのです。
アメリカのマイクロチップは規格外の場合が多いのです007.gif

規格外のチップだと日本の動物検疫所の
読み取り機で読み取れない恐れがあります。
その場合、自分で読み取り機を準備しなければなりません。
検疫所に問い合わせたところいちおう
アモのチップの読み取りはできるということだったのですが
念のために読み取り機も準備しました。
けっこう高い買い物でした。


ここまででこうしておけばよかったと思うことをあげておきたいと思います。

まず、初めにかかる動物病院は
日本の動物検疫の手続きをしたことのある病院であり
主治医の先生についてもらうこと。
またその先生はあとでまた話にでてくることになりますが
USDAという機関の登録獣医師であることが重要。

私達はこのことを知らずに最後の病院を決めたため
あとで慌てて主治医の先生に登録獣医師であるかどうかを確認することになりました。


それから狂犬病のワクチン接種を受ける前にマイクロチップを埋め込むこと。
この場合、埋め込むチップは国際規格であることを確認。
すでにチップ装着済みのワンコの場合は検疫所に問い合わせ
そのチップが読み取れるかどうかの確認が必要です。


そして・・一番後悔したことが以下の内容です。
私達は2回目の狂犬病のワクチン接種は
1回目のワクチン接種の有効期間が切れるまで
打てないものだと思っていました。
アモが最初に打ったワクチン接種の有効期限は1年であり
1年後にしか2回目は打てないと思っていたのです。

が・・これは違っていました。
1回目の接種後30日が経過すれば有効期限内でも
2回目を打つことができたのです。
※ワクチンの種類に注意!

これを知っていてすぐに2回目のワクチン接種をし抗体価検査を行っていれば
12月の時点でアモの180日の待機期間は終わっていたかもしれないのです。
そうなっていれば一緒に帰国することもできたはず・・・。


知識不足、認識不足が大きな痛手となりました。



ここで・・・
帰国も決まっていないのに手続きを初めてもいいの?という
疑問がわくかもしれません。

抗体価検査結果の有効期限は2年間あります。
検査後も半年は日本へ入国できないのですから
たとえ帰国が決まっていなくても抗体価検査だけは受けておいた方が賢明です。
その後も帰国が決まらずもう一度検査を受けることになったとしても
少々の費用はかかりますが私達のようなケースになるよりはずっとマシ。

半年以上前から転勤の辞令がでる企業はそうそうないと思います。
突然に辞令が出ても対処できるよう準備することが大切なのです。


抗体価検査を受けて180日間の待機というのは
その動物が本当に狂犬病に感染していないかを観察する期間です。
日本は狂犬病のない国。
日本で狂犬病を再び蔓延させないために・・
人や動物を守るための措置なのですから仕方がありません。
わかってはいても180日間という期間はやっぱり長い・・。
どうしてもそう思ってしまいます。



(その3・ホームステイ)へ続く・・・


にほんブログ村 犬ブログ 犬 海外生活へ
にほんブログ村
犬 海外生活
 ←ブログランキングに参加しております。
お気に召しましたらクリック・・・ぷり~ず!
Commented by miichan-34 at 2010-05-29 00:33
初めて知ったことばかりです~。ワンコのこと、みこさんの詳しい説明のおかげで寂しい思いをせずに救われるワンコもきっと、多いはずです。
Commented by hazel at 2010-05-29 05:21 x
ワンコが海を渡るのはとても大変なことなんですね。
検疫制度の違いもあるし、たまに細かい法改正もあるようですからすごく面倒ですよね(>_<)
国際規格ではないマイクロチップもあるのね、お勉強になりました。
引き続き、ホームステイ編の記事も楽しみにしています。
アモちゃ~ん!
Commented by tablemei2 at 2010-05-29 21:39
アモちゃんお元気でいるかしら^^まもなくアモちゃんに会えますね!
絶対に迎えに来るからねっと約束してお別れになったアモちゃん、たくましくなってるでしょうね~そうしてmikoさんご家族との再会を狂喜乱舞して喜ぶことでしょうね~*
Commented at 2010-05-29 21:42
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by mikoy1 at 2010-05-30 08:32
☆ミッコさん☆
こういう手続きをされる方は帰国する方が大半なので
すでにアメリカに居ない場合が多く
周りの人に聞いても詳しい話がなかなか聞けませんでした。
忘れないうちにここに書いておくことで
なにかの役に立つかもと思ってます。
それぞれの家で事情は違うと思いますけどね。
Commented by mikoy1 at 2010-05-30 08:34
☆hazelさん☆
そうなんです。
いろいろ細かいこともあるので検疫所に確認をとりながら
準備を進めています。
時間の制約がいろいろあるので失敗すると
それまでの苦労が水の泡になりそうで怖いのです(>_<)
Commented by mikoy1 at 2010-05-30 08:36
☆meiさん☆
順調にいけばあと一カ月ちょっとで日本へ帰国できるかもです。
たぶんmeiさんのおっしゃるようにアモはきっと
たくましくなっていることと思います。
Commented by mikoy1 at 2010-05-30 08:45
☆鍵コメさま☆
名犬ラッシーのようなお話ですね。ホロリときました。
ワンコとの絆は永遠ですね!
by mikoy1 | 2010-05-29 00:00 | ミックス犬・アモ日記 | Comments(8)

趣味のかぎ針編みの作品とオリジナルレシピの紹介。夫の海外駐在で暮らした3カ国の思い出。ミックス犬アモとの日々。最近はガーデニングや日常の出来事を中心に綴っています♪


by miko
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31